海の恵みレシピ集-栄養素量と割合について

各レシピの栄養素量と割合(%)について   各レシピのページにはその料理の1人分の栄養素量を記載しました。また、その右側に成人の1日の摂取量目安に対する割合を記載しました。
1人分の栄養素量は『食品成分表 五訂補』と「こしき海洋深層水 硬度100」,「こしき海洋深層水 硬度1100」の『分析試験結果報告書』をもとに計算しました。また、栄養素量の右の割合(%)の基本となる数値は『日本人の食事摂取基準2005年版』と『平成16年度国民健康・栄養調査結果』を参考にし、1日の摂取量目安をエネルギー2,000kcal、たんぱく質75g、脂質50g、カルシウム600mg、マグネシウム300mg、塩分(食塩)10gとしました(表1)。たんぱく質のエネルギー比は15%、脂質のエネルギー比は22.5%となります。設定の理由は以下のとおりです。

1.成人の年齢

成人は日本人の食事摂取基準(P30)で20~59歳としている。

2.エネルギー

成人(20~59歳)を含む18~69歳の推定エネルギー必要量は1,650~3,050kcalと幅はあるが、国民健康・栄養調査結果のエネルギー摂取量の平均値が1,902kcalであるため、2,000kcalとする(2,000kcalは30~49歳女性の活動レベルⅡの推定エネルギー必要量でもある)。

3.たんぱく質

たんぱく質は日本人の食事摂取基準(P45)に『成人においては年齢にかかわらず、たんぱく質摂取は2.0/kg体重/日未満にとどめるのが適当である。』とある。また、目標量を18~69歳で20%エネルギー未満としている。これらは上限数値である。16年度の国民健康・栄養調査結果のたんぱく質エネルギー比は14.9%であった。2,000kcalの場合、エネルギー比を15%にすると75gとなる。

4.脂質

脂質は日本人の食事摂取基準(P62)で目標量を18~69歳で20~25%エネルギーとしている。中央の22.5%エネルギーとすると2,000kcalの場合、50gとなる。

5.カルシウム

カルシウムは日本人の食事摂取基準(P141)より目標量は18~69歳で600~650mgである。ほとんどの年齢区分で600mgであるので、600mgとした。

6.マグネシウム

マグネシウムは日本人の食事摂取基準(P133)より推奨量は18~69歳で270~370mgである。マグネシウムは『成人の推定平均必要量を4.5mg/kg体重/日とし、これに1.2を乗じて推奨量をきめている』(P133)ことから、成人を60kgとしたときに324mgであるのでこの区分のマグネシウム300mgとする。これはカルシウムの1/2となっており、理想的な配分でもある。通常の食品以外の上限量は350mg/日(P133)である。

7.食塩(塩分)

食塩(塩分)は日本人の食事摂取基準(P196)より『現状の摂取量を考慮して、女性では10g/日を達成できる人が多くなってきたので、8g/日未満を、男性は10g/日未満を目標量とする。』とあるが、ここでは10g/日を採用する。

以上により、エネルギーから食塩(塩分)までの1日の摂取目標値をわかりやすい数値で設定しました。

表1 基本として用いる栄養素量[摂取量目安(/日)]の検討

成人区分日本人の食事摂取基準2005年版 平成16年度国民の健康・栄養調査結果(平均/日) 摂取量目安(/日)
エネルギー 1,650~3,050kcal 1,902kcal 2,000kcal
たんぱく質 目標量:20%エネルギー未満 70.8g 75g
脂質 目標量:20~25%エネルギー 54.1g 50g
カルシウム 目標量:600~650mg 538g 600mg
マグネシウム 推奨量:270~370mg 250mg 300mg
塩分 目標量:男性10g未満,女性8g未満 10.7g 10g

  尚、個人においてのエネルギー必要量や割合を知りたい場合は、身長や身体活動量などを参考に計算できますので、栄養士,管理栄養士にお尋ねください。

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